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PARKING
衣・食・住・遊のすべてにこだわりを持つ男性のための新しい生き方を模索する、Lifestyle Magazine型のショップ。
洋服のほか男性の生活全般に渡って必要な道具や消耗品をそろえ、「自然と街を結ぶトランスポーター」である自動車も重要なエッセンスとして機能。
PARKING MAGAZINE
今とこれからの男性の生き方を模索するウェブマガジン。働くこと、遊ぶこと、生活することを三位一体とし、「グローバル|ローカル」, 「都市|自然」, 「消費|創造」といった様々な隔たりを軽やかに飛び越えていく、自由で活動的でDIY精神豊かな男性像を模索していくウェブマガジンです。
PARKING COFFEE×CACAO WORKS
数社のロースターと契約し、セレクトしたスペシャリティーコーヒーを提供。
産地から直送されるカカオ豆を自家焙煎し、カカオと砂糖のみを用いた特別製法のチョコレートを販売。
コーヒーとチョコレートで朝の目覚まし、軽いランチ、午後の気分転換、夕方の一休みなどの時間と空間を提供します。

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  • PARKING
    ADDRESS: Watanabe bldg.1F
    1-3-8 Nakameguro, Meguro-ku
    Tokyo, JAPAN 153-0061
    153-0061 東京都目黒区中目黒 1-3-8
    渡辺ビル 1F
    TEL: 03-6412-8217
    EMAIL: info@parkingmag.jp
    STORE HOURS:
    12:00 - 20:00
    WEDNESDAY CLOSED

    PARKING

  • PARKING COFFEE X CACAO WORKS
    ADDRESS: Field Stone 1F
    1-10-5 Kamimeguro, Meguro-Ku
    Tokyo, JAPAN 153-0051
    153-0051 東京都目黒区上目黒 1-10-5
    フィールドストーン1F
    TEL: 03-6427-0806
    EMAIL: info@parkingmag.jp
    STORE HOURS: 9:00 - 19:00
    (Irregular Holidays)

    PARKING COFFEE X CACAO WORKS

  • Existence Co., Ltd.
    ADDRESS:
    1-1-45 Nakameguro, Meguro-ku
    Tokyo, JAPAN 150-0061
    153-0061 東京都目黒区中目黒 1-1-45
    TEL: 03-6412-8637

    Existence Co., Ltd.

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2013.10.08
MOUNTAIN PARKA MILLERAIN DRIDEN SAHARA6

2012年以来、MARKAWAREで仕様変更をしながら作り続けているマウンテンパーカーをご紹介します。
そもそも「マウンテンパーカー」とは、1965年にジョージ・マークスとボブ・スワソンが立ち上げたSIERRA  DESIGNSのヒット商品。彼らは、自分たち自身の海での遭難経験から『命を託せる物作り』をコンセプトにアウトドアウェアをリリースしましたが、このマウンテンパーカーは発売後にも試行錯誤を続けながら作られたアイテムの1つです。1968年に発売されて以降、世界のアウトドアスポーツファンに絶大な支持を受け、現在では街着としても着られているように、ファッションアイテムの中でも欠かせない存在となっています。

さて、マウンテンパーカーに使われている生地と言えば、「60/40クロス」。コットンとナイロンが格子状に織られており、ナイロンよりも摩擦に強く、コットンよりも通気に優れ、さらにコットンが水分を含むと生地が膨張し水の浸入を防ぐという、古き良き高性能素材。SIERRA DESIGNSのマウンテンパーカーが爆発的に売れた理由のひとつは、この「60/40クロス」を採用したことによる機能性と言っても過言ではないでしょう。現在のマウンテンパーカーには定番化した「60/40クロス」のほか、ゴアテックスやツイードなど様々な素材が使用されていますが、今季のMARKAWAREでは、それらとは一線を画す生地と仕様を提案したいと考えました。画像②一言で言えばバイカラーならぬ、バイ・テクスチャー。生地を切り替えつつ、それでいて子供っぽくもならない、上品でシックなバランスを追求したものです。身頃の上部にはTHE BRITISH MILLERAIN社のワックスコーティング生地「DRIDEN SAHARA6」。身頃の下部にはウールサージ生地に撥水加工を施した「超撥水ウールサージ」を使っています。どちらとも化繊素材ではない天然素材ですが、天然素材を採用したことには今季ならではの大きな理由があります。

まず、ブランドのアイデンティティーとして、経年変化を楽しめるウールやコットンを使いつづけたいという思いが理由のひとつ。そして、MARKAWAREの2013FALL&WINTERのテーマは『森の生活』。生活という観点からも天然素材のもつ快適性や風合い、火にも強い機能性はテーマにより適していることがもう一つの理由です。

あらためて使用している2つの生地をご紹介します。「DRIDEN SAHARA6」は130年以上の歴史を持つ、イギリスの老舗生地メーカーTHE BRITISH MILLERAIN社のワックスコーティングを施したコットン生地です。同社といえば、綿織物にオイルを塗込み防風性と防水性、保温性に長け、着込む程に風合いが増していくオイルドコットン生地も著名ですね。「DRIDEN SAHARA6」はオイルドコットン特有のベタつきを少なくし、家庭でも洗濯できるよう取扱いも考慮したもので、防風性と防水性、保温性を兼ね備え、経年変化も楽しむことができる「THE BRITISH MILLERAIN DRIDENシリーズ」の代表的な生地なのです。一方、「超撥水ウールサージ」とは、ウールサージ生地に撥水加工を施したもの。ウールサージ生地は、生地表面の毛羽をなくし、クリア加工したウール生地です。肌触りの上質感からスーツやスラックスに使われることが多く、また、程よい伸縮性と耐久性から作業着や制服にも使われるなど、ウールの中でも非常に汎用性の高い生地です。この生地に撥水加工を施すことでアウトドアシーンでの機能性を向上させ、全天候型の生地に仕上げました。ふんだんに使われている2種類の上質な天然素材の生地感が、マウンテンパーカーというアウトドアウェア発祥で本来は無骨なカジュアルアイテムにクラシックな佇まいを与え、着込んで行く程に生まれる生地の風合いは、デニムにも似た「着て育てる」楽しみを味わっていただけると考えています。

さて、大きな特徴である天然素材の生地の切りかえだけでなく、ディテールにおいてもマウンテンパーカーをさらにブラッシュアップするべく、随所にデザインを盛りこんでいます。順にご紹介していきましょう。画像③フードから身頃中央まで配されているジップ。体温が上がり風を体に入れたい時、このジップを下げることでスムーズに風を入れることができるようにこのサイズになっています。また、ジップを開けた時のトリッキーなシルエットが、着用シーンを街にした場合でもインナーとのレイヤードに変化をつけるというデザインとしても機能しています。画像④付属のボタンはMARKWAREオリジナルのスナップボタン。生地との相性を考慮しゴールドを選びました。アウトドアウェアのボタンは機能面から軽量なプラスチックを使用しているものが多いのですが、ゴールドのメタルボタンにすることでクラシカルな佇まいとカジュアルアイテムの枠には収まらない品格を表現しています。サイズも大きめにすることで、アウトドアウェアのタフな作りの中でも存在感を失わず、MARKAWAREの刻印がブランドを所有する楽しみも同時に感じていただけると考えています。画像⑤ジップはスライダーの滑らかさとトップの装飾性の高さで世界中のファッションブランドから支持されている<riri>。大きめのトップとスライダーは、無骨ながらもゴールドの輝きが高級感を演出。スムーズに開閉するジップも着脱時の動きをサポートし、機能面でも納得のいくディテールになりました。上質な付属は、それだけで美しいアクセサリーになる。これらのこだわりは着用された時に、特別な高揚感となって実感していただけると考えています。画像⑥今季初めて取り入れた後身頃に付けられたポケット。ハンティングジャケットに使われているディティールですが、実際のハンティングジャケットは獲物をいれる為、マチのついた大きなポケットが付いています。アウトドアと都会でのシームレスな活動に対応できるデザインにブラッシュアップするため、バックスタイルのスタイリッシュさを損なわないよう大きさを調整。それでも収納性と物の取り出しやすさを考慮して、フロントポケットでも使われる丸みのある形にしました。アウトドアで必要な機能を都会と調和させるために考え抜いたデザインです。画像⑦初期モデルから採用している左スリーブに配されているマチ付きのポケット。タバコやメモ等の小物を収納する為に付けられているものですが、使用しなくてもデザインアクセントとして存在感を示しているポケットです。MARKAWAREのマウンテンパーカーを象徴するデザインの1つと言っても過言ではありません。

カラーは落ち着いた色合いのOLIVEとNAVYの2色展開です。大人の、DIY精神に溢れた活動的な男性の為に作られたマウンテンパーカー、PARKINGでぜひ袖を通してご堪能ください。

Photo & Text : Yuji Saito (PARKING)