厳しい暑さも一段落。とはいえ日中は暑さも感じるこの初秋。
水出しコーヒーの特徴は、豊かな香りと意外なほど鮮やかに浮かびあがるフレーバー。抽出の過程で水も豆も空気に触れることなくポットの中にあるので、香りもフレーバーもフレッシュなのです(その分、ドリップと比較すると抽出に時間はかかりますが)。豆の良し悪しがダイレクトに味に直結する、スペシャルティーコーヒー向きの楽しみ方と言えるかもしれません。
水による低温抽出のため、酸味や苦味は抑えめのマイルドな口当たりになり、これも魅力のひとつです。しかし「いつも飲んでいる豆で水出しにチャレンジしたけれど物足りない」という場合は、いつもの豆よりも深煎りの豆を選ぶことで、後味に心地良い苦味を残すコーヒーを作ることができます。
ではそろそろ手順の説明を。使用した豆はPARKING COFFEE × CACAO WORKSで取り扱っている「ブレンド ノワール」。ブラジル産の豆によるブレンドで、甘みを持ちつつも、ほのかな苦味が豊かな余韻となるコーヒーです。
・事前に用意するもの
水出しコーヒーポット(1000ml)
水 1000ml(1L)
コーヒー豆 80g
水出しコーヒー用パック 2つ
※500mlのポットを使用する場合は、すべて半分の分量です。
・手順
2. 40gを水出し用パックにいれて、口を閉じます。これを2つ作ります。
4. ポットに水を注ぎます。写真の2枚目のように、すぐに抽出が始まります。
5. 常温で10時間、そっと置いておきます。しっかりとした色で抽出されていることがわかります。パックは入れっぱなしにせず、取り出してください。
6. たっぷりクラッシュアイスを入れたグラスに注ぎ、できあがり。
ポイントは、パックを取り出すときに絞らないこと。いやなエグ味が出てしまいますので、抽出後のパックはそっと取り出しましょう。そして、グラスにはたっぷりのクラッシュアイスを。
コーヒーショップのような小粒の氷が作れるクラッシュアイストレーや、手動、電動のアイスクラッシャーというものが市販されているので探してみてください。
それでは、素敵なコーヒーライフをお楽しみください。