今年5月にオープンしたばかりのPARKING COFFEE × CACAO WORKS。スペシャルティーコーヒーの提案をはじめ、水出しコーヒーや自家製レモネードなどの夏向けのドリンクも好評です。
そして、まったくの新しい食体験として、訪れた方を驚かせているのが自家焙煎のカカオ豆から作るチョコレート。
アメリカではマストブラザーズ、フランスではアランデュカスのマニュファクチュールなど、アルチザン系の自家焙煎のチョコレートが世界的にも注目を集めている昨今。日本ではまだ珍しい、原料のカカオから精選したBean to Bar チョコレートを提案しています。
原料のカカオ豆に砂糖のみを加えて仕上げるタブレットは控えめな甘さ。口いっぱいに溢れるカカオのフレッシュで芳醇な香りを楽しむ。産地、農園により個性が異なる味わいをじっくりと感じることで、これまでに出会ったことのないチョコレートの新しい姿に気づくはずです。
それは、農作物の個性が味わいとして現れるという意味では、ワインやサードウェーブコーヒーに通じる文脈で語ることができそうです。確かな知見と技術を備えた職人たちの世界です。
なぜ、いまチョコレートなのか。チョコレートの面白さや奥深さはどういう部分にあるのか。どうしてコーヒーショップでチョコレートを製造しているのか。
次回以降、PARKING COFFEE × CACAOWORKS でチョコレートを担当する朝日将人さんにお話を伺い、これらの質問にお答えしていきます。どうぞお楽しみに。
Photo & Text : Tsuzumi Aoyama