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PARKING
衣・食・住・遊のすべてにこだわりを持つ男性のための新しい生き方を模索する、Lifestyle Magazine型のショップ。
洋服のほか男性の生活全般に渡って必要な道具や消耗品をそろえ、「自然と街を結ぶトランスポーター」である自動車も重要なエッセンスとして機能。
PARKING MAGAZINE
今とこれからの男性の生き方を模索するウェブマガジン。働くこと、遊ぶこと、生活することを三位一体とし、「グローバル|ローカル」, 「都市|自然」, 「消費|創造」といった様々な隔たりを軽やかに飛び越えていく、自由で活動的でDIY精神豊かな男性像を模索していくウェブマガジンです。
PARKING COFFEE×CACAO WORKS
数社のロースターと契約し、セレクトしたスペシャリティーコーヒーを提供。
産地から直送されるカカオ豆を自家焙煎し、カカオと砂糖のみを用いた特別製法のチョコレートを販売。
コーヒーとチョコレートで朝の目覚まし、軽いランチ、午後の気分転換、夕方の一休みなどの時間と空間を提供します。

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  • PARKING
    ADDRESS: Watanabe bldg.1F
    1-3-8 Nakameguro, Meguro-ku
    Tokyo, JAPAN 153-0061
    153-0061 東京都目黒区中目黒 1-3-8
    渡辺ビル 1F
    TEL: 03-6412-8217
    EMAIL: info@parkingmag.jp
    STORE HOURS:
    12:00 - 20:00
    WEDNESDAY CLOSED

    PARKING

  • PARKING COFFEE X CACAO WORKS
    ADDRESS: Field Stone 1F
    1-10-5 Kamimeguro, Meguro-Ku
    Tokyo, JAPAN 153-0051
    153-0051 東京都目黒区上目黒 1-10-5
    フィールドストーン1F
    TEL: 03-6427-0806
    EMAIL: info@parkingmag.jp
    STORE HOURS: 9:00 - 19:00
    (Irregular Holidays)

    PARKING COFFEE X CACAO WORKS

  • Existence Co., Ltd.
    ADDRESS:
    1-1-45 Nakameguro, Meguro-ku
    Tokyo, JAPAN 150-0061
    153-0061 東京都目黒区中目黒 1-1-45
    TEL: 03-6412-8637

    Existence Co., Ltd.

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2014.08.25
Movie Review Nº15 “Cerro Torre - a snowball's chance in hell”『クライマー パタゴニアの彼方へ』が描く絶景と超人的神業。

パタゴニアは風が強くて冷たい。本作を観ると、「パタゴニア」というアウトドアメーカーが生まれた意味をしみじみと思い知る。

本作は、フリークライミングの世界チャンピオンであるデヴィッド・ラマ(本人、父親はチベット人シェルパで、母親はオーストリア人)が、世界で一番登頂が困難といわれる南米パタゴニアの花崗岩の山「セロトーレ」にチャレンジ。ラマとそのパートナーのペーター・オルトナー(本人)がその山へ登頂するさまを3年間にわたって記録したドキュメンタリーだ。伝説のクライマー、ジム・ブリッドウェル(本人)らも出演。ヘリコプターを使って空撮された絶景も見どころになる。あまり見慣れないパタゴニアの絶景が目の前に広がるわけだ(いまは絶景の本がブームらしい)。

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クライマーといえば、「そこに山があるから」という登山家ジョージ・マロリーの言葉が有名だが、峻厳なセロトーレ(スペイン語で“セロ”は「ゼロ」、“トーレ”は「塔」という意味、ヴェルナー・ヘルツォーク監督の未公開作『彼方へ』の舞台でもある)へ果敢に挑戦をする姿は本当に切り立った“塔”という印象だ。この壁を人力だけで登ろうとは、およそ人間業とは思えない。観るからに、本当に本当に怖いのだ。なにしろ、山の壁はほぼ垂直に切り立っているというのに、ロープなど必要最低限の道具以外は自らの肉体だけを頼みに、前人未到の領域に踏み込んでいくのだから。

David Lama and Peter Ortner in El Chalten, Argentina.
しかし、本作を見ているとフリークライミングという競技がベラボーにカッコいいことを感じる。走る・跳ぶ・登るといった移動動作で、効率的に目的地に移動することが目的の、フランスで発祥したスポーツ「パルクール」と並んで、本当に「神業」としか思えないほどだ。人間の身体をとことんフルに使った競技だと思う。それだけに、ラマたちが己の身体だけを信じて−−登山をするしないの最終的な決断は「己の心ひとつ」らしい−− 垂直に切り立った壁を登頂する姿は見るものの感情を鷲掴みにし、差し迫った困難を彼らが乗り越えた瞬間には達成感すら感じるのだ。

また、初の登頂はすぐに変化する山の不安定な天候に阻まれ、下山せざるをえなくなる。こういう厳しさも、山のおもしろさなのかもしれない。

David Lama and Peter Ortner in El Chalten, Argentina. 

『クライマー パタゴニアの彼方へ』
8月30日より新宿ピカデリー他全国ロードショー!
Ⓒ 2013 Red Bull Media House GmbH
     
【監督】トーマス・ディルンホーファー
【出演】デヴィッド・ラマ、ペーター・オルトナー、トーニ・ポーンホルツァー、ジム・ブリッドウェル

2013年/ドイツ=オーストリア/103分/シネマスコープ/デジタル/原題:Cerro Torre

 

Text : Mutsuo Sato