2013.12.14
高尾ミシン
久しぶりの岡山出張です。今回は工場さんとの打合せの他どうしても行きたかったところがいくつかあり、駆け足であちこち合計400km程度走り回ってきました。
行きたかったところの一つがここ「高尾ミシン工業所」。
岡山のミシン界を代表するミシン屋さんです。現在73才の高尾昌明が業務用の特殊なミシンをいじりながら縫製工場に販売しています。
PARKINGにおいているジーンズ裾上げ用のミシン「UNION SPECIAL 43200G」通称ダルマも高尾さんに組んで頂いた物です。数台のストックから程度の良いパーツを集めて作ったミシンは高尾さん曰く「これから100年は使える」とお墨付きをもらった絶好調の一台です。
店の倉庫にはこんなミシンがごろごろとおいてあります。
そんな中の極めつけの一台がこれ。
SINGER1900年代初頭の菊穴用ミシン。しかも完動品。現在の電子ミシンであける菊穴とはことなる本物の菊穴を開けることが出来ます。
機械仕掛けだけでこんな動きができるのかとびっくりするような早業で菊穴をどんどんと開けていきます。
そして本気で欲しくなってしまったのがこれ。
UNION SPECIAL 35800 ジーンズに使用する巻きカン縫いミシンです。しかもうちのダルマと同じえび茶色。
あー、欲しい。また物欲に火が付きました。
Text & Photo : Shunsuke Ishikawa