2013.09.23
軽井沢タリアセン
TRIP STAR小笠原さんのお誘いで、軽井沢の別荘建築の見学へ。
軽井沢の駅からもほど近い「軽井沢タリアセン」は塩尻湖の湖畔に建てられた別荘群を美術館などに使用した公園です。その中にあるアントニン・レーモンド(フランクロイドライトのスタッフとして旧帝国ホテル建設のために来日し、その後永住した建築家)が設計し別荘として使用した「軽井沢・夏の家」を見てきました。コルビジェから強く影響を受けたと言われる木造の建物は、築後80年の時を経て床や壁がつややかに光り暗い室内に艶やかさを与えていました。洋風のモダンな建築でありながらどこか日本の古い寺院の中にいるような感覚を与える空間が心地よかった。ここで一番参考になったのは、補強のためにあとから手が加えられたモルタル塗りの柱で、木材の壁とモルタルの柱に違和感がなかったこと確認できました。これはそのままASAMA BLANCHに取り入れられそうです。
ただこの建物、現在はフランスの画家ペイネの作品を集めた美術館になっていて、かなりメルヘンな雰囲気です….
Text & Photo : Shunsuke Ishikawa