MARKAWAREデザイナーの石川俊介です。楽しみにしている年に一度のお祭り、ツインリンクもてぎで行われる耐久レース「K-TAI」が今年は8月10日と11日の2日間で開催されます。約4.8kmのツインリンクもてぎ本コースを使用して100台以上のカートが7時間の耐久レースを行う、カート界の一大イベントです。
昨年から、イタコモータースポーツパークで結成されたチーム「暴風雪」のメンバーの一人として参加させてもらい、いつもPARKINGに展示しているカートに乗って、座椅子に座った目線のまま時速150kmで走るという快感を味わっています。昨年はレンタルで借りたエンジンが吹けずに、トップクラスのチームよりラップタイムが10秒近く遅いというマシンで出場し、残念な結果に終わったため、今年はその雪辱に燃えています。
ということで、昨年はスケジュールの関係でまともに参加出来なかった公式練習会に参加してきました。
チームメンバー共同で購入したニューエンジンは、イタコモータースポーツパークの社長カズヤ君がこの日までに慣らし運転を終わらせてくれていたので、そのセッティングを主目的にドライバーが交代で練習走行を行います。
しかし、今回の参加者は僕をのぞけばシリーズ戦優勝経験者など経験豊富なひとばかり。僕の目標は、
1.とにかく無茶してコースアウトしてマシンにダメージをあたえない
2.うろ覚えになっていたコースをしっかりと覚える
という、えらくレベルの低い物でした。
今回の公式練習会は、参加者はあまり多くなかったのですが、2クラス混走でしかも半数の人がはじめてもてぎを走るとのこと。少し荒れた練習会になりそうな感じでスタートしました。やはり赤旗中断(コース上で何らかのトラブルが発生し、全車ピットインをして走行を一時中断すること)が連発。オイルはまかれるわ、パーツが転がっているわで、路面はひどい状態。そんな中ニューエンジンは快調に回り、去年よりは上位に入れそうな予感です。昨年は他車に全くついて行くことのできなかったストレートでも離されることなく走行することができました。周回を重ねていくとパワーが落ちてきましたが、オイル交換をすることで復調、快適にラップを重ねることができました。ただ、トップチームとはまだ4〜5秒の差があるようですので、セッティングはまだまだこれから。一度オーバーホールを行い、さらに元気にしていく必要があるようです。
今回も協賛して頂いているヨコハマタイヤのアドヴァンのスリックタイヤは抜群のグリップで、ホームストレート前のシケインでもしっかりとアクセルを踏んでいくことができました。
と、マシン・エンジン・タイヤはいい感じなのですが、僕のタイムはほかの人たちから2秒近く遅れで残念な感じ。本番までにはコースを覚え直してライン取りブレーキングの修正をしっかりと行います。
それから、5kgはダイエットしないと….
Photo:Shunsuke Ishikawea
Text:Shunsuke Ishikawa